固形燃料化施設は、ごみを炭化処理や発酵乾燥により固形燃料化する施設で、石炭混焼燃料やRPF原料として利用する。熱を遠い場所に供給できる手段である一方、必ずしも近接している必要はないが、燃料利用先の存在が事業成立の条件となる。
表1 固形燃料化施設の原料と生成物
特徴
- 灰処分費が不要。
- 最終処分場の延命化、リサイクル率の向上につながる。
- トンネルコンポスト方式では、排水が出ない。また、生ごみ、紙類、紙おむつ等の混合ごみを処理できるため、従来の分別区分の変更が不要である。
- 炭化処理の事例では、処理量100t/日以下の小規模施設でも、ごみを燃料化し、発電施設等で利用することで、効率的なエネルギー回収が可能となっている。
活動基盤/活動主体別のインプット/アウトプット及び想定されるメリット
表2 活動基盤/活動主体別の整理(固形燃料化施設)
取組例
長崎県西海市(地域への価値創出)
香川県三豊市(地域への価値創出)