特徴
- 2003年から、町内から出る焼却・埋め立てごみをゼロにするという目標を掲げ、日本で初めてゼロ・ウェイスト宣言を行う
- ごみ収集は行わず、生ごみなどはコンポストを利用し、各家庭で堆肥化。瓶や缶などの「資源」は、住民各自が『ゴミステーション』に持ち寄る
- 徹底した分別・リサイクルの仕組みを地域ブランドとして位置づけ、地域創生に繋がる取り組みとしている
自治体の政策方針、背景
- 焼却処理を中心とした政策では次代に対応した循環型社会の形成は不可能であると考え、環境的、財政的なつけを残さない未来への選択を決断
- 地元で発生するごみの徹底的な発生抑制、分別・回収を指導し、ごみの発生を抑制するための教育システム、分別回収システムを構築
分別数
13種類45分別
分別方法
- 分別ステーションに住民自らがごみを持ち込み、分別を実施
- ステーション管理運営は行政(又は委託事業者)が行い、再生・処理等の業者が委託契約により各事業所へ運搬
効果
- リサイクル率79.7%(全国3位;平成29年度)
- ゼロ・ウェイストの地域ブランド化による訪問者、移住者の増加
今後の拡大策
町民にとっての利便性はもちろん、町外から訪れた人たちがゼロ・ウェイストの理念を学び、世界に広げていける施設を目指す
引用・参考資料
- 令和元年度廃棄物処理システムにおける低炭素・省CO2対策普及促進方策検討調査及び実現可能性調査委託業務報告書
- 上勝町HP