国内の特徴的な官民連携事業スキームの例として、千葉県君津地域の事業スキームの概要は以下のとおりです。
特徴
- 千葉県君津地域では、君津地域4市(木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市)で事業検討を進めてきたなか、安房地域2市1町(鴨川市、南房総市、鋸南町)の更なる広域化に関する協議の申し入れを受け、平成30年12月25日、木更津市、君津市、富津市、袖ケ浦市、鴨川市、南房総市、鋸南町の6市1町が「(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業に関する覚書」を締結。
- 現在実施している君津地域広域廃棄物処理事業(下図)が令和8年度に事業終了を迎えるに当たり、今後の本地域の社会環境の変化を踏まえ、7自治体による次期の広域廃棄物処理システムを構築する事業を計画。
- 民間事業者による提案制度を活用したPFI事業の実施。
- PFI法第6条の「公共側の負担軽減と民間活力の一層の活用を図るため、民間事業者からの提案により、実施方針の策定までを行う制度」を活用。
- 検討期間について1年半程度の短縮が期待できる。
- 事業用地は、君津市、富津市、袖ケ浦市のいずれかの市内で、応募者が提案する用地として募集。
- 事業方式=BOO
- 処理能力=477t/日
- 運営期間=令和9年4月~令和29年3月まで(20年)
出典)令和元年度廃棄物処理システムにおける低炭素・省CO2対策普及促進方策検討調査及び実現可能性調査委託業務報告書
出典)木更津市ホームページ(仮称)第2期君津地域広域廃棄物処理事業基本構想