2050年カーボンニュートラルに向けた脱炭素・省CO2型廃棄物処理システムの構築の進め方について、現時点で考えられるイメージをまとめました。
廃棄物処理システムにおけるCO2削減+地域への価値創出+持続可能化を取組みのターゲットとし、まずはCO2削減のトップランナー化と地域への価値創出を念頭にした事業モデルの構築を進めていくことが重要と考えられ、そのうえで、将来年度における社会的変化(エネルギーミックスの変化による廃棄物エネルギーの価値の変化等)や制度変更、技術転換への対応を通して、廃棄物処理システムを新たなステージに進めていくことが考えられます。
こうした取組みの進展には、市町村・都道府県・民間事業者等の連携が不可欠であり、互いの長所を活かしながら新たな連携関係・事業スキームを構築していくことが重要と考えられます。
本項(3ー1)では、関係主体の連携・協働を基盤とした都市規模に応じたトップランナー化+事業モデルの実現と将来年度の制度変更、技術転換に対応していくイメージを示すとともに、今後各主体が担うべき役割や留意すべき着目点等について、チェック項目形式で整理しました。